北斎模様
 北斎模様は葛飾北斎が染小紋のために創作したオリジナル模様で、江戸時代・文政8年に出版された「新形小紋帳」という絵手本に百数十種類の文様を自身の筆で描き文様の名称を書き添えています。

 「新形小紋帳」はコピーのない時代に型紙に書き写すために、定規やぶんまわし(今で言うコンパス)で描く方法も解説された木版による出版物です。
 「新形小紋帳」を出版するために彫られた版木は明治に入っても再版に用いられ、一方でその小紋模様は「北斎模様」として認知されていました。
  しかし、その後「北斎模様」は染めものやの世界から忘れさられておりました。時は流れて平成の時代になり百年余りの年月を経て偶然の発見によりその模様「北斎模様」の型紙をおこし小紋のきものとして創作しました。