北斎模様
Hokusaimoyou
葛飾北斎が著した
小紋のオリジナルデザインから
創作しました

解説

北斎模様は、文政七年(1824)に「新形小紋帳(しんがたこもんちょう)」と題されて出版された、北斎自らの手による小紋のオリジナルデザイン帳より創作したものです。
弊店が所蔵する「新形小紋帳」は、浮世絵で高名な葛飾北斎が生涯で一冊だけ著した小紋の図案帳で、そこに描かれた小紋文様は二百年近い年月を経た現在でも輝いています。シンプルな中に計算された緻密な文様を、現代の色彩とコーディネイトでおたのしみください。

小紋一覧

全6件

文の字繋ぎ

ぶんのじつなぎ
読み下し
文の字繋ぎ 法(ほう)かくのごとし(法は方法のこと)
解説
漢字の「文」を二つ組み合わせ上下に繋ぐことで文様としています

桜ワリ

さくらわり
読み下し
おこりは六角(ろっかく)なり 大と小を組み合わせて作るべし
解説
五枚花びらの桜を、六角を基調とする麻の葉模様(あさのはもよう)に投影した文様です

行きつ戻りつ

ゆきつもどりつ
読み下し
碁盤割り(ごばんわり)にて描く
解説
文様名が秀逸、よろけ縞を碁盤割りし格子模様(こうしもよう)の如く描いています

立涌観世水

たてわきかんせいみず
読み下し
法(ほう)
解説
観世水(かんぜみず)の波紋を、立涌模様(たてわくもよう)の運気の立ち上がる様に見立てています

四つ手のわらび

よつでのわらび
読み下し
そく方 碁盤格子(ごばんこうし)にて 描くべし ただし 筋(すじ)かえて 重ね描くべし
解説
わらびは食物の蕨、?形の曲線を組合せ格子模様を優しく見せています

たたみ
読み下し
解説
ありふれた日常生活の中に文様を見いだし小紋の模様としています